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彫り駒


王義之書

彫り駒はいかに筆で書いているように彫るかがカギだと思います。この書体、難度は高いですが、上手く彫れれば、筆で書いたように見えやすいと思います。

愛香書

最も好きな書体の中のひとつですが、難度は最高です。細い線や細かな島を残さねばならないところがあり、神経を遣います。近年創作された書体の中では、魚龍と双璧だと思います。

菱湖書
菱湖書の彫り駒は人気がありますが、点が多いので大変です。木地師の杉さんは「いやらしい書体だ」と仰っています。制作者側から見ると、その通りだと思います。


細字の菱湖
字母は相当に触って、オリジナルの駒もあります。見掛けないアレンジの駒も多いのではないでしょうか。

三邨書
曲線を丁寧に彫ると筆の勢いが鈍って見えることがあります。盛上げ駒なら、そういうことはあり得ないのですが、彫り駒ではそうならないように彫るのが急所だと思います。特にこの書体の成り香あたりがそういう駒です。




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